本作はユニバーサルスタジオジャパンを体験できる作品となっており、行ったことがある人も、まだの人もみんなが楽しめるドキドキワクワクのアドベンチャー!という謳い文句と裏腹に、実際はゴミ拾いの清掃アルバイトを体験できるリアルアルバイトゲームになっている。
一応アトラクションも体験できるが、クオリティはGC初期の作品といえど酷いものになっている。
このゲームの長所といえば、パーク内の雰囲気を再現できているところだろう。故に広く迷いやすく、見えない壁も多数設置されており、どこに行けばマップが切り替わるのか分からない。増えていくのは拾ったゴミだけ...
アトラクションを遊ぶには、Eパス(1回のみ遊べる券)を配る店員を見つけるか、ゴミ拾いやアトラクションをクリアしたりイベントをクリアした際に貰えるポイントを集めて、ウッディウッドペッカーから帽子(永久ファストパス)を貰う事で可能。
アトラクションのスコアによってスタンプの色が変わったりするので、やり込みたい人は帽子を買った方がいい。中にはクリアも難しいミニゲームもあるので清掃員アルバイターになることは確定。
このゲームのエンディングを見るには、6つのアトラクションをクリア、クイズのクリア、マップに落ちているUNIVERSAL STUDIOSの文字を集めること。
まず文字集めだが、マップが広大な上に、1ドット程度の小ささで配置されていたり、ゴミも混じってるのでとても探しにくい。私は運良くアトラクションが終わる前に集めることができたが、この文字集めに苦戦した人は多いだろう。
そして一番難関なのがクイズ。
ユニバーサルの映画のクイズの四択問題で、ライフ3の10問正解すればクリアとなる。
映画を見た人ならわかる問題から、見た人でも分からないようなマニアックな問題まで様々。
私は映画は全く見ないので、問題と答えを覚えていなあと思ったが、相当な問題数が用意されているようなので断念...
しかしこのクイズ、出題中にポーズをかけることができる!
サンキューGoogle。でもマニアックな問題はググってもでてこないので注意。
次はアトラクションをいくつか紹介していく。
まずみんな大好きジョーズ。
船に襲いかかるサメを、樽や木箱を投げて追い返すクソゲー。
木箱を壊すと爆弾やダイナマイトなどのアイテムがでてくるので、高スコアを出す事で貰える赤スタンプが欲しい場合はどんどん活用していこう。
これは全てのアトラクションに言える事だが本当のユニバではこんなことはしません。
次はワイルドワイルドワイルドウエスト。
1対1のガンシューティング。これが唯一ちょっとだけ面白かった。
隣のガンマンとスコア勝負をするのだが、1面からかなり飛ばしてくるので最初は手こずった。一瞬だけ出るボーナス的はかなり高得点なので取られたらほぼ負け。
1面を抜けられる技術があればラストまでサクサクいけるだろう。
最後はジュラシックパーク。
こちらもガンシューティングとなっているが、難易度がかなり高い上に、1週に10分程かかるため、赤スタンプを狙うのはとても骨が折れる。
基本はスティックと、Aの射撃とA長押しによるロックオン射撃のみなのだが、射撃の範囲が極小だったり、中盤に出てくるプテラノドンの攻撃力が半端なかったり、苦手な人はかなり苦戦すると思われる。
採点基準もかなり多く、何回やっても青スタンプになので心が折れたプレイヤーも多いのではないだろうか。そもそもこのゲームをやり込んだプレイヤーは少ないと思うが...
他にも、ETやバックドラフト、バックトゥーザフューチャー などあるが大体クソゲーなので本当に悔しいけど割愛させて頂きます。
本当に褒めるところが思いつかないクソゲーではあったが、飽き性の私が6時間ぶっ続けでプレイする程の魅力がどこかにある。
ちなみにPS2版もあって、そっちは改良されて多少面白くなってるらしい。絶対買うな。
なまず評価 35点